今回はなんとTwitterのFF様からの寄稿記事となります
検証結果、本文のどちらについても作成されたのは有希っこさん（Twitter ID :@YukiShigure_LL)です
記事を提供いただけるというお話をいただき、また内容を拝見したところ非常に有用な検証と考察でしたので、この度そのまま掲載させていただくという運びになりました
それでは、ここからが記事本文になります
本文ここからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【合宿】ランニングvs腕立て伏せ
ひらめきバッヂが希少価値を得た現在,
以前より目的を明らかにしてデイリーの合宿を行う必要があると考えられる.
そこで当記事では, 特に重要性が説かれる パッシブスキル：アピール+ を
ひらめく合宿「ランニング」と「腕立て伏せ」について,
ひらめきバッヂの有無別に,
どのような目的であればどちらのメニューを選択すると効率が良いかを
考察する.
使用するデータについて
当考察は, 具体的に確率や期待値を提示して行う.
データは, 2020年4月1日より某Discordグループにて有志を募り
収集を開始した, 合宿成果のアンケートデータを用いる.
データは, 以下の2種類をアンケートにて収集した.
プレイヤーランク, バッヂ/お守りの使用有無, 合宿メニュー3つを申告の上
①リーダー/非リーダー(8名合算)別に, ひらめいたスキルの内容
②リーダー/非リーダー(8名合算)別に, 合宿中あるいは流れ星で
金色・虹色のひらめきが発生した数と, 合宿を行った回数
①はスキルの種類が豊富であり回答の選択肢が多岐にわたるため,
多くの回答数がなければ数字が信用できるサンプル数に達しない.
そのため, アンケートのURLを公開し不特定多数の協力を募集した.
これは, 回答内容自体の正確性は担保できない方法であり,
特に回答内容に粗が目立ったアンケート収集開始2日間の回答を
除いた, 計4959個のひらめき内容を基に集計した.
②は何らかをひらめく (電球マークが表示される) 確率・期待値を
計算するために収集した.
確率計算の正確性を担保するため, 回答希望者にのみURLを共有し,
特定少数より結果の報告を受け, 2020/11/25現在, 合宿計4626回分の
報告が集まった.
結論から言ってしまうと, 信頼できるまでの回答数は集まっていないが,
回答者・頻度の減少より, これ以上考察を先延ばししても
それに見合う成果は得られないと判断し, 当考察を行う.
これらデータの特性と危険性をご了承の上, 以降の考察を読んでほしい.
ひらめく確率
②のデータを用い, 合宿にて何らかをひらめく期待値を, キャラの配置と,
アイテム使用の有無別にクロス集計したものが下の表である.
Centはセンターキャラ, Backはセンターキャラではない8人のキャラ全体を
示す. ひらめきバッヂ★2を使用した報告はなかった.
ひらめき期待値とは, 例えばひらめきバッヂ★1と幸運のおまもり★1を
使用した場合, 1回の合宿でセンターのキャラは1.091個のひらめきをする,
という値である.
バッヂにより確定でひらめく1枠の他に, 合宿中あるいは流れ星で別にもう1つひらめくことが11回に1回くらいあるだろう, ということである.
Backの値は, 前述のとおり8人全体のものであり,
1人当たりでは1/8して考えてほしい.
バッヂを使用しない場合, センターキャラは約20%,
それ以外は1人当たり約7.5%で何らかのひらめきをするようだ.
もしかすると, バッヂ使用時にセンターキャラがエクストラにひらめく
確率は, それ以外のキャラと同じ乱数で処理されているのかもしれない.
どの程度こだわって特定のアピール+を狙うか
本題とするひらめき内容の話題に移る.
ランニングもしくは腕立て伏せを3回行った合宿の報告結果を対象とする.
ひらめき回数には, センターとそれ以外別に, 合宿内容・使用アイテムを
条件にひらめいたスキルの報告件数を合計したものをまとめる.
アピール+排出割合とは, それら条件下で「当たり」がひらめいた報告の
割合である. なお, ランニングにてひらめくアピール+は多種であり,
プレイヤーによって「当たり」とするスキルの幅が異なると考えられるため,
①アピール+[小]を含めたすべてを「当たり」とする
②対象:自身のアピール+[小]を除くアピール+を「当たり」とする
③対象を問わずアピール+[中]のみを「当たり」とする
④対象:同作戦もしくは同属性のアピール+[中]のみを「当たり」とする
の4パターンの集計を行った.
各合宿の上記条件での「当たり」割合と,
前節で求めた確率と割合を掛け合わせた期待値を表にまとめる.
まずは, ひらめきバッヂを用いた場合である.
バッヂを使用し, ランニングで同作戦もしくは同属性が得られる期待値と,
腕立てで仲間が得られる期待値は同程度であることがわかる.
現状の排出キャラとライブ環境においてはその3種以外を期待して
貴重なバッヂを消費することはなかなかないだろうことから,
その他の条件に対する考察は割愛する.
次に, ひらめきバッヂを用いない場合である.
こちらも同作戦・同属性・仲間に絞れば, どちらのメニューでも同様に
9人合わせて50回に1回程度の「当たり」が期待される.
アピール小:自身込みなら4回に1回程度,
自身を含めないなら10回に1回程度,
中のみであれば25回に1回程度の「当たり」が期待される.
同作戦・同属性・仲間しか狙わない層にとってはどの選択にせよ
得られる成果 (苦行・修行) に差はないだろうから, 各自の判断で好き好きに
決めるのがベターだろう.
それ以外の層にとっては
救急にメイン作戦キャラのひらめきを揃えたい場合はバッヂをランニングに,
(特に汎用的に他属性にも出張させたいキャラに対して)
そうでない場合, まあ, 正直,
好きにして
という感じではなるのだが, 強いて言えばバックダンサーに仲間を
つけるためにバッヂを消費するのがベターに思う.
というのは, 腕立て伏せについては仲間しか「当たり」ではないのに対し,
ランニングについては妥協できうるスキルがいくつかあるため,
バッヂなしでも成果は上がりやすいといえる.
逆にスキルは2の次で桃・緑マカロンが欲しいとかではない限りは
腕立て伏せをバッヂなしで行うのは成果が上がりにくく非効率的である.
また, メインでアピールをするキャラに任意のスキルをひらめかせたい場合,
最低でも 3スキル×3人×6属性＝54回のひらめき が必要となるが (汎用無視),
汎用的に使うバックダンサーにおいては高々 4スキル×6人＝24回のひらめき で済むとも考えられる.
欲を重ねに重ねたうえで, 具体的に現在汎用的に仲間が欲しいキャラの代表を上げると,
青Voことり, 緑Gd梨子, 黄Vo果南, 青Gd曜, 緑Spルビィ, 桃Gdにこ, 黄Spエマ,
紫Vo彼方, 青Vo希, 赤Sk穂乃果, 黄Sp梨子
紫Gd真姫 (代用：紫Gd穂乃果, 青Gd善子, 青Gdにこ, 赤Gd璃奈)
の 40回のひらめき で済む.
ここで極端な例として,
①メインキャラ3人には同属性・同作戦が3つずつ付いたが,
バックダンサー6人には[小]:仲間が3つずつ
というケースを考えた場合, メインキャラ1人あたりには36%のバフが付く.
対して,
②バックダンサーは仲間が3つずつ付いたが,
メインキャラ3人には[小]:仲間が3つずつ
というケースを考えた場合, メインキャラ1人あたりには42%のバフが付く.
もちろん, ①と②の良いところが両立することが望ましいが,
限られたバッヂからあらゆる属性の楽曲に対し効果的な結果を得るためには,
バックダンサーに仲間をつけるためバッヂを使うことがベターであるだろう.
結論
まあここまで期待値が低い場合, ぶっちゃけ
「特定の結果を狙って云々の域ではない」
ため,
何れかの選択がベストなわけでも, あるいはワーストなわけでもない
といえる.
各々の人種・信条・信仰又は精神の健康状態に従い
好き好きに合宿するのがベターであるといえるのだろう.
また 副産物ではあるが, 今回の分析の内容に対して,
ひらめきバッヂにおける「特定のランク以下のスキルをひらめかなくなる」のような隠し効果は, 幸運のおまもりにはないだろうことがうかがえる.
こちらはこちらで1つの成果だろう.
謝辞
アンケートの作成・回答に関わってくださった全ての皆さまに
感謝を申し上げます.
本文ここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
筆者：有希っこさん（Twitter ID:@YukiShigure_LL）
最後に、当サイトの管理人のはぐメタ推しから、有希っこさんについて簡単にご紹介させていただきます
有希っこさんは所謂スクスタガチ勢の方で、このような検証をされているだけでなく、自身もボルテージランキングで度々100位以内や50位以内の成績を残されています
SBLお疲れ様でした。
初TOP50。
初TOP300のときもそうだったのですが、ひとつ前の称号をスキップする傾向があるようで。TOP100称号もほしいにゃあ。
初めてTOP1000になった、RITZさんの助言を貰いながら迫るボーダーに怯える感覚を久々に体験してました。
スノハレ1267、ココマジ1014、ダイア1026。 pic.twitter.com/eiVGrqKlZK— っこ＠はんぺん食べ隊 (@YukiShigure_LL) August 5, 2020
こんな感じでボルラン時の編成をツイートされていたり、他にもDLPの編成などについてツイートされていることがあるので、スクスタガチ勢を目指している方なんかは有希っこさんをフォローされると良いのではないかと思います
また、以前は有希っこさんが作成されたノーツ表などを当ブログでも引用させていただいたことがありました
改めて、本当にありがとうございました